養殖魚の遊泳映像における瞬発的遊泳シーンの検出
養殖魚の遊泳映像における瞬発的遊泳シーンの検出
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS8-3
グループ名: 【C】平成27年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2015/08/27
タイトル(英語): Features for Extracting Video Scenes of the Instantaneous Swimming by Farm-Raised Fry
著者名: 岸田 大輔(近畿大学),阿部 孝司(近畿大学),波部 斉(近畿大学),谷口 義明(近畿大学),井口 信和(近畿大学)
著者名(英語): Daisuke Kishida(Kinki University),Koji Abe(Kinki University),Hitoshi Habe(Kinki University),Yoshiaki Taniguchi(Kinki University),Nobukazu Iguchi(Kinki University)
キーワード: シーン検出|水中モニタリング|コンピュータビジョン|領域抽出|video scene extraction|underwater monitaring|computer vision|object extraction
要約(日本語): マグロの完全養殖において稚魚の死亡率を下げることを目的として,魚の泳ぐ水槽を上から撮影した映像から魚が外的刺激に反応して瞬間的に加速した瞬間のシーン検出を行った.これは,稚魚が外的刺激に反応して壁に衝突し死亡することを防ぐために,稚魚が瞬発的遊泳を行った時間に与えられた刺激を特定することを意図している.本研究では,魚の数を段階的に変えながら,加速度に着目した特徴量と動画内での相対速度に着目した特徴量を抽出しシーンの検出を行った.実験に使用した魚は,マグロの稚魚ではなくメダカで代用した.魚の数が24匹,100匹,200匹,300匹,400匹,500匹それぞれの場合に100箇所以上の瞬発的遊泳シーンがある動画に対して提案した特徴量を抽出し,SVMにより判別実験を行った.判別の結果,魚の数ごとに別々に求めたシーン検出の平均再現率と平均適合率はそれぞれ74.16%,89.77%であった.
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