送電線ディジタル電力線搬送の適応等化器を用いた温度変動における周波数オフセット補正方式の検討
送電線ディジタル電力線搬送の適応等化器を用いた温度変動における周波数オフセット補正方式の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS11-2
グループ名: 【C】平成27年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2015/08/27
タイトル(英語): Study on Carrier Frequency Offset Compensation Scheme for Temperature Fluctuation Using Adaptive Equalizer of Digital Power Line Carrier Systems
著者名: 佐々木範雄 (東北電力),花海 丞(通研電気),織田 健志(通研電気),安達 文幸(東北大学)
著者名(英語): Norio Sasaski(Tohoku Electric Power Co.,Inc.),Tasuku Hanaumi(Tuken Electric Industrial Co.,Ltd.),Takeshi Oda(Tuken Electric Industrial Co.,Ltd.),Fumiyuki Adachi(Tohoku University)
キーワード: 電力線搬送|ディジタル伝送|適応等化器|周波数オフセット|水晶発振器|Power line carrier|Digital transmission|Adaptive equalizer|Carrier frequency offset|Crystal oscillator
要約(日本語): 送電線用ディジタル電力線搬送装置において,温度補償用局部水晶発振器を用いることなく温度変化により変動する局部水晶発振器の周波数偏移量に追従してCFOを補正できる方式を検討した。その方式は,パイロット系列での補正能力を超える局部水晶発振器の周波数偏移の位相回転角の要素は,適応等化器の出力シンボル信号と,シンボル判定器で判定されたシンボル信号との相互相関値に含まれることに注目した。この相互相関値から温度変化等によって生じた位相回転角要素を簡易な回路で抽出し, CFOを補償する方式である。本提案方式により計算機シミュレーションを行った結果,25° 60°間の温度変化により現れる局部水晶発振器の周波数偏移量3ppmまでのCFOに対して補償が可能であり,過渡的温度変化に対しても0.1ppm/3minでの周波数偏移量に追従することが可能であることを明らかにした。
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