振動を用いたDNAの増幅法の開発
振動を用いたDNAの増幅法の開発
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS3-7
グループ名: 【C】平成27年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2015/08/27
タイトル(英語): DNA Amplification Using Vibration
著者名: 松下 岳史(神奈川大学 ),鈴木 温(神奈川大学 ),井上 和仁(神奈川大学 ),安積 良隆(神奈川大学 ),山口 栄雄(神奈川大学 )
著者名(英語): Takeshi Matsushita(Kanagawa University),Tadzunu Suzuki(Kanagawa University),Kazuhito Inoue(Kanagawa University),Yoshitaka Azumi(Kanagawa University),Sigeo Yamaguchi(Kanagawa University)
キーワード: 振動|DNA|酵素酵素|Vibration|DNA|Enzyme
要約(日本語): 従来、DNAを増幅させる技術であるPCR法では、第一段階として94℃の高温によってDNAを二本鎖から一本鎖に解離(変性)させるプロセスがあるため、DNAの損傷や酵素の失活などの問題がある。我々は、この熱変性に代わる振動を用いた変性技術を提案し、今回、それを利用した室温付近でのDNA増幅を報告する。
実験方法は、DNAと酵素などが混合された溶液[50 l]をマイクロチューブ(内容量:0.1ml)に入れ、チューブ全体を振動子により100Hz 500Hzで振動させることでDNAの変性と増幅を行った。振動子に加える電圧や周波数を変化させることによって変性及び増幅条件を調べた。更に、上記チューブ外の条件とは別に、チューブ内溶液の塩濃度等を変化させることで、DNAの増幅効率を高めることを調べた。
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