等リプル特性をもつ受動スイッチトキャパシタフィルタの研究

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS3-4

グループ名: 【C】平成28年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2016/08/31

タイトル(英語): A Study of the Passive Switched Capacitor Filter with Equiripple Passband Response

著者名: 梁 諧明(筑波大学),庄野 和宏(筑波大学)

著者名(英語): Kaimei Ryou|Kazuhiro Shouno

キーワード: スイッチトキャパシタ|核関数|受動|フィルタ|switched capacitor|kernel function|passive|filter

要約(日本語): フィルタは必要な信号を通過させ、不必要な信号を減衰させる回路ブロックであり、信号処理において重要な役割を持つ。その中でスイッチトキャパシタ回路は、集積化しやすいという特長を持つが、その多くは演算増幅器を必要とするので、動作周波数が比較的低い周波数に限定される。この問題を解決するために、演算増幅器を用いずに構成した受動スイッチトキャパシタフィルタが提案されている。本研究では、新しい受動スイッチドキャパシタフィルタの設計法を提案する。提案手法は、電荷の移動式に基づき、伝達関数を容易に分析することができるF行列モデルを作り、核関数を用いて伝達関数を設計することにより実現される。設計例として、3次の等リプルローパス受動フィルタを構成し、計算機シミュレーションによって提案手法の有効性を確認する。

PDFファイルサイズ: 733 Kバイト