LMS型フーリエアナライザを用いた神楽音の分析
LMS型フーリエアナライザを用いた神楽音の分析
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS10-3
グループ名: 【C】平成28年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2016/08/31
タイトル(英語): Analyses of Kagura Musical Signals Using an LMS-based Fourier Analyzer
著者名: 工藤 憲昌(八戸工業高等専門学校),石橋 諭(八戸工業高等専門学校),釜谷 博行(八戸工業高等専門学校),田所 嘉昭(豊橋技術科学大学)
著者名(英語): Norimasa Kudoh|Satoru Ishibashi|Hiroyuki Kamaya|Yoshiaki Tadokoro
キーワード: LMSアルゴリズム|採譜システム|LMS algorithm|musical transcription system
要約(日本語): 日本の民俗芸能に「神楽」があり,神楽は代々弾き語りや口伝によって後世へと伝承されてきた。しかし,時代の変遷とともに後継者が減少しつつあり,やがて神楽が途絶えてしまう可能性があるという問題がある。このため神楽を楽譜として残すことが有効である。しかし採譜は音楽に精通した者でも膨大な時間を要するため,コンピュータによる自動採譜システムが研究されている。楽音信号の急峻な時間変化に対応するため,これまでLMS型の学習アルゴリズムを検討してきた。この方法は正弦波の振幅を学習パラメータとするものである。現在,自動採譜ソフトはいくつか存在しているが,そのほとんどが西洋音階に従った採譜である。神楽は独特の音階を用いており,これを分析するには専用の自動採譜システムが必要である。本稿では,LMSフーリエアナライザを用いて,神楽音を分析するシステムを検討したので報告する。
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