人体情報取得用広帯域薄型アプリケータに関する研究

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS2-2

グループ名: 【C】平成28年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2016/08/31

タイトル(英語): Study on Thin Wideband Applicator for Human Body

著者名: 番場 一輝(国士舘大学),九鬼 孝夫(国士舘大学),二川 佳央(国士舘大学)

著者名(英語): Kazuki Bamba|Takao Kuki|Yoshio Nikawa

キーワード: マイクロ波|生体情報|複素誘電率複素誘電率|microwave|living body information|complex permittivity

要約(日本語): 少子高齢化及び生活習慣病により、病変の予防や早期発見が医療負担軽減の解決策として注目されている。それには、非侵襲で手軽に予防や早期発見のための診断を受けることのできる方法や技術の確立が重要である。本研究では、手掌部において周波数3~6GHz程度のマイクロ波を利用し透過計測を行うことによって人体内部の情報を取得するためのアプリケータの設計・特性評価を電磁界解析ソフトで行い、試作による実験での確認を行った。Tapered Slot Antenna(TSA)に分類されるAntipodal Vivaldi Antennaを基本にアプリケータ設計を行うことにより、マイクロストリップラインから不平衡-平衡変換回路を介さず同軸ケーブルで給電でき広帯域な特性を有する。FR-4基板と0.1銅板を用いて試作したアプリケータの実験結果は、周波数3~6GHzにおいて反射係数-10dB及び手掌部において20dB程度の減衰での透過を確認し、解析結果の値と近似的特性を示すことが明らかとなった。

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