格子画像内の空間周波数特徴に基づく視覚探索の評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: PS1-1

グループ名: 【C】平成28年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2016/08/31

タイトル(英語): Characteristic of Spatial Frequency Associated with Visual Search on Checkered Image

著者名: 佐藤 巧(東北学院大学),加藤 和夫(東北学院大学),志子田 有光(東北学院大学),黒木 友裕(竹中工務店),石川 敦雄(竹中工務店)

著者名(英語): Takumi Sato|Kazuo Kato|Arimitsu Shikoda|Tomohiro Kuroki|Atsuo Ishikawa

キーワード: 眼球運動|空間周波数|機械学習|視覚探索|視線軌跡|Eye Movement|Spatial Frequency|Machine Learning|Visual Search|Scan Path

要約(日本語): 本研究では、特徴的な空間周波数を有する画像に対する視覚探索の検討を行った。実験では縦縞模様の画像を用い、輝度の空間周波数特性の近似直線の傾きをβと定義し、β値を0.0～1.0まで0.1刻みで変化させた。縦5×横6の30に分割した背景にβ値が同じ画像を格子状に配置した。このうち1箇所にβ値の異なるターゲット画像をランダムな位置に組み込んだ。被験者にはターゲット画像を探索してもらい、どの程度のβ値の差異で探索可能か検討した。評価方法は、ターゲット画像の位置を口頭で回答してもらう主観的な評価と、眼球運動測定装置を用いて視線軌跡を測定し、視線のターゲット画像からの偏差をパラメータとした機械学習に基づき、探索できたか否かの弁別を行う客観的な評価を行った。その結果、口頭での評価と機械学習を用いた評価で同様の結果が得られ、β=0.5以上のとき視覚探索が可能な空間周波数であることが分かった。

PDFファイルサイズ: 362 Kバイト