共焦点顕微鏡による焦点深度依存ボケ復元手法の検討
共焦点顕微鏡による焦点深度依存ボケ復元手法の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC5-4
グループ名: 【C】平成28年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2016/08/31
タイトル(英語): Image Restoration of Confocal Microscopy for Blur on the Depth of Focus
著者名: 森岡 優一(大阪府立大学),吉岡 理文(大阪府立大学),井上 勝文(大阪府立大学),寺西 大(広島工業大学),村山 尚(順天堂大学),木森 義隆(自然科学研究機構)
著者名(英語): Yuichi Morioka|Michifumi Yoshioka|Katufumi Inoue|Masaru Teranishi|Takashi Murayama|Yoshitaka Kimori
キーワード: 深度依存のPSF|共焦点顕微鏡|画像復元画像復元|PSF depending on depth|confocal microscope|image restration
要約(日本語): 細胞の構造を詳しく分析することは、医療分野をはじめ様々な知見を増やす上で極めて重要である。中でも、細胞を生きたまま観察したいという需要は大きい。そのための技術として、共焦点顕微鏡画像による復元が挙げられる。しかし、撮影についてまわる問題として、レンズの球面収差などによるボケが発生する。そこで、本研究では、画像処理による鮮明化の手法を検討する。ボケの発生する要因は様々だが、重要なのはどのようにボケるのかである。その情報は、点光源を撮影することで推定することができる。この情報を点広がり関数 と呼ぶ。PSF(点拡がり関数) が正確に分かれば、観測画像から原画像を復元することができるが、共焦点顕微鏡ではこのPSF が深度によって変化する問題がある。本研究では、この問題を克服するために、顕微鏡の解像度と同程度の大きさの蛍光ビーズを異なる深度で撮影し、深度ごとに復元で用いるPSF を変える手法を提案する。
PDFファイルサイズ: 576 Kバイト
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