スイッチト・カレントGolden Ratio Encoder回路
スイッチト・カレントGolden Ratio Encoder回路
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC15-3
グループ名: 【C】平成28年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2016/08/31
タイトル(英語): A Switched-Current Golden Ratio Encoder Circuit
著者名: 藤野 隆良(東京電機大学),堀尾 喜彦(東北大学)
著者名(英語): Takayoshi Fujino|Yoshihiko Horio
キーワード: golden ratio encoder (GRE)|β展開|A/D変換器A/D変換器|golden ratio encoder (GRE)|beta-expansion|A/D converter
要約(日本語): 実数の変換基数を持つA/D変換方式として、β展開を用いたβエンコーダがある。このβエンコーダの特徴の一つは、構成回路要素の特性のバラツキやノイズ、温度変動に対するロバスト性である。このロバスト性を活用することにより、回路素子の特性が悪い、先端微細プロセスにおいても、高精度なA/D変換器を実現することができる。βエンコーダの特別の場合として、変換基数を黄金比にしたgolden ratio encoder (GRE)がある。βエンコーダ集積回路では、実際に実現されているβの値を、出力ビット列より推定する必要があるが、GREでは、常に一定の変換基数φ=(1+√5)/2を用いればよい。一方、微細プロセスでは、低電源電圧化が進んでおり、高性能アナログ回路実装の問題の一つとなっている。そこで、電流モードで動作するスイッチト・カレント回路を用いたGRE回路を提案する。さらに、提案するGRE回路のSPICEシミュレーション結果を示す。
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