観測信号の相関を用いた高速なハウリング抑圧法
観測信号の相関を用いた高速なハウリング抑圧法
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC16-6
グループ名: 【C】平成28年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2016/08/31
タイトル(英語): A Fast Howling Suppression Method using Autocorrelation of Received Signals
著者名: 高橋 拓也(諏訪東京理科大学),名取 隆廣(東京理科大学),田邉 造(諏訪東京理科大学),古川 利博(東京理科大学)
著者名(英語): Takuya Takahashi|Takahiro Natori|Nari Tanabe|Toshihiro Furukawa
キーワード: ハウリング抑圧|適応フィルタ|自己相関自己相関|Howling Suppression|Adaptive filter|Autocorrelation
要約(日本語): 現在、講演会やライブさらにはスマートフォンでも簡易なテレビ会議が可能な音響システムが普及したため、ハウリングと呼ばれる発振現象が大きな問題となっている。ハウリングを除去するための方法として適応フィルタを用いた手法が散見されるが、観測雑音が入力信号と相関を持ち、フィルタの推定精度が著しく劣化することが知られている。本論文は、入力信号の自己相関に基づく有色性駆動源カルマンフィルタを用いたハウリングキャンセラを提案する。提案手法の特徴は、(ⅰ) 入力信号の自己相関を用いることによりスピーカからマイクロホンへのフィードバックパスの推定精度が改善され、(ⅱ) 有色性駆動源カルマンフィルタを用いてハウリング信号のみを正確に抑圧可能なことである。提案手法の有効性は計算機シミュレーションで確認している。
PDFファイルサイズ: 365 Kバイト
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