ガボールフィルタ処理を利用した皺のある印刷物における文字抽出の検討
ガボールフィルタ処理を利用した皺のある印刷物における文字抽出の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: MC6-4
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): A study for character extraction in printed paper with wrinkle using Gabor filter processing
著者名: 武田 卓士(香川大学),林 純一郎(香川大学)
著者名(英語): Takushi Takeda|Junichiro Hayashi
キーワード: 皺|ガボールフィルタ|文字抽出|周波数特性|wrinkle|gabor filter|character extraction|frequency
要約(日本語): 近年,古文書などの重要書類や領収書などの保存のために,印刷物をスキャナで読み取り,電子化して保存することが一般的である.しかし領収書などは感熱紙が多く熱や摩擦によるノイズが発生することもあり,また折り目等によって皺が発生することにより,文字や画像の認識が困難となる.本研究では,ガボールフィルタ処理を適用し,一つのサンプルにつき2種類の周波数λ,回転φ=0°,45°,90°,135°の4種類の計8枚の画像を取得しλ=2の4枚の画像と,λ=4の4枚の画像に対して重ねあわせ処理を行う.次に皺の部分を除去するためにλ=2の重ね合わせ画像からλ=4の重ね合わせ画像の差分を求め,判別分析法を用いた二値化処理を適用することで,文字部分の輪郭を強調することができる. 実験の結果,文字の輪郭部分を良好に抽出,強調し,文字の視認性の向上を確認したが,一部,文字上に発生した深い皺が残り,今後の課題である.
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