セルフィーを用いた自己顔フィードバックによる感情喚起の試み

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS5-9

グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2017/09/06

タイトル(英語): Attempt to emotional arousal by self feedback using selfies

著者名: 加藤 元気(青山学院大学),大岩 孝輔(青山学院大学),岩城 達也(広島国際大学),石川 智治(宇都宮大学),野澤 昭雄(青山学院大学)

著者名(英語): Genki Kato|Kosuke Oiwa|Tatsuya Iwaki|Tomoharu Isikawa|Akio Nozawa

キーワード: 勇気づけ|セルフィー|感情喚起感情喚起|encouragement|selfies|emotional arousal

要約(日本語): 本研究の目的は，「勇気づけ」の工学的方法を見出すことである．若者に関する社会問題である自己充実指向からの打開策として，「勇気づけ」があり，その工学的方法を見出すことができれば，日常的かつ容易な「勇気づけ」が可能になると期待される．本研究では，自己肯定感や自尊感情を喚起する効果を有するセルフィー（自撮り写真）のフィードバックによる感情喚起を試み，生理心理応答による感情喚起効果の評価を行った．セルフィー印象評価の因子分析の結果，撮影時の幸福感，セルフィーへの肯定感の2つの因子が抽出された．撮影時の幸福感が高いセルフィーが提示された場合，有意な交感神経系活動の抑制が認められ，「快」感情と「好き」感情という「勇気づけ」に関連する感情の喚起が認められた．

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