熱放散量統制による覚醒度低下抑制の検討
熱放散量統制による覚醒度低下抑制の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS5-10
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): A Study of Drowsiness Prevention using Heat Diffusion Control
著者名: 高岡 航(青山学院大学),坂東 靜(青山学院大学),大岩 孝輔(青山学院大学),淺野 裕俊(香川大学),野澤 昭雄(青山学院大学)
著者名(英語): Wataru Takaoka|Shizuka Bando|Kosuke Oiwa|Hirotoshi Asano|Akio Nozawa
キーワード: バイオフィードバックシステム|覚醒度|熱放散|温冷刺激|Biofeedback System|Drowsiness|Heat Diffusion|Thermal Stimulation
要約(日本語): 近年,居眠りなどの漫然運転が社会的な問題である。対策として,覚醒度低下を検知し警告を行う従来のシステムではなく,生体のメカニズムを考慮した覚醒度低下を抑制するバイオフィードバックシステムを提案する。覚醒度低下は生体からの熱放散によって促進されるため,我々は覚醒度低下の抑制方法として熱放散の統制に焦点を当てた。本研究では,皮膚温に基づいて生体周囲の環境温を適応的に制御することにより,生体に温冷刺激を与え,熱放散を統制し,覚醒度低下の抑制を試みた。実験では,生体周囲の環境を温度制御が容易な水とした。覚醒度低下を誘発する映像の注視課題中において,熱放散を促進した場合,熱放散を抑制した場合,逆に熱入力を与えた場合の各条件における覚醒度状態の比較検討を行った。覚醒度状態を評価する指標として,深部温,皮膚温,血行力学動態,脳波,客観的眠気評価指標を用いた。
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