前段特性を考慮した安定な縦続接続IIRフィルタの設計

カテゴリ: 部門大会

論文No: PS1-4

グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2017/09/06

タイトル(英語): Design of Stable Cascaded IIR Filters Considering the Characteristics of the Preceding Filter

著者名: 木村 宇量(東京理科大学),吉田 嵩(東京理科大学),相川 直幸(東京理科大学)

著者名(英語): Takakazu Kimura|Takashi Yoshida|Naoyuki Aikawa

キーワード: ディジタルフィルタ|前段考慮|縦続接続|繰り返し重み付き最小二乗法|Digital Filter|The preceding filter consideration|cascade connection|Iterative weighted least squares method

要約(日本語): ディジタルフィルタを設計する際に，複数のフィルタを縦続接続することで要求される仕様を満たすことが容易となる．しかし，単に縦続接続を行う場合，得られる振幅特性は各段のフィルタ特性の和となるため，阻止域減衰量は大きくなるが，通過域リプルが大きくなり好ましくない． そこで，本研究では，安定性を正実性制約で保証し，前段のフィルタ特性を考慮した重み関数と理想特性を用いて最小二乗法によりIIRフィルタを設計する方法を提案する．得られたフィルタは前段の特性を考慮しているため，単に縦続接続した場合と比べて，通過域リプルを小さく出来，次数も少なくなることを示す.

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