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耳鳴り誘導剤投与下のラット聴覚皮質における音刺激誘発電位応答のスペクトル解析

耳鳴り誘導剤投与下のラット聴覚皮質における音刺激誘発電位応答のスペクトル解析

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カテゴリ: 部門大会

論文No: PS2-3

グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2017/09/06

タイトル(英語): Spectral analysis of sound-driven potential responses following administration of a tinnitus inducer in the rat auditory cortex

著者名: 戸田 聖人(北海道大学),長内 尚之(北海道大学),舘野 高(北海道大学)

著者名(英語): Masato Toda|Hisayuki Osanai|Takashi Tateno

キーワード: 耳鳴り|耳鳴り誘導剤|サリチル酸|ラット|誘発応答周波数(スペクトル)解析|tinnitus|tinnitus inducer|salicylic acid|rat|evoked responseSpectral analysis

要約(日本語): 近年,耳鳴り疾患の一部が聴覚中枢系の異常に起因することが報告されている.ヒトでは耳鳴りの発生時に聴覚皮質のγ帯活動が増加することが知られている.しかし,耳鳴り誘導剤であるサリチル酸の局所電場電位への影響は,殆ど報告されていない.サリチル酸の神経活動への影響を調べるために,ラット聴覚皮質に多点記録電極を刺入し,その投与前後で刺激音に対する誘発応答を記録した.記録した誘発応答データにマッチング追跡法を応用し,各周波数帯のパワースペクトル密度を比較した.その結果から,音刺激から0~50 ms間におけるγ帯(30~50 Hz)をはじめとする帯域において,サリチル酸投与前後のパワーに有意な差(p<0.05)が見られた.サリチル酸は,聴覚皮質活動の特徴を定量的に変化させるため,その活動変化と耳鳴りは関連していることが示唆される.今後はγ帯域の神経活動と局所神経回路網の特徴の関係を明らかにしたい.

PDFファイルサイズ: 422 Kバイト

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