メンタルローテーション課題時のブローカ野の賦活
メンタルローテーション課題時のブローカ野の賦活
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS3-12
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): Activation in Broca area during Mental Rotation Tasks
著者名: 川村 直矢(国士舘大学),小崎 充(国士舘大学)
著者名(英語): Naoya Kawamura|Makoto Kozaki
キーワード: メンタルローテーション|近赤外分光|音読|ブローカ野|正立像鏡映像|Mental Rotation|Near Infrared Spectroscopy|Reading aloud|Broca area|Erecting imageMirror image
要約(日本語): 想像の中で物体の視覚的特徴の位置を回転させ,座標変換することをメンタルローテーション(心的回転)という。Corballis et.al.(1978)は,例えば正立像とは異なる方位の英数字を見せ,その英数字が何であるか同定させるような場合は正立像との回転角度差に対して反応時間が増加しないことを示し,英数字のような比較的単純なパターンの同定は正立像が回転した状態にあっても変わらないと主張している。本研究は,ひらがなを刺激課題として用い,その正立像と鏡映像の音読を行わせることにより,特に,運動性言語野であるブローカ野に特徴的な賦活が見られるか,近赤外分光法(NIRS)を用いて前頭葉の脳活動を測定し検証を行った。ブローカ野が文字のMR処理に関与しないのであれば,正立像,鏡映像の間で脳活動の差異は見られないはずであるが,本実験においては,左下前頭葉の当該部位の反応に相違があることが示唆された。
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