ヒストグラム移動を用いた音声電子透かしによる改ざん検知方式
ヒストグラム移動を用いた音声電子透かしによる改ざん検知方式
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS6-5
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): Tamper detection method by digital audio watermark using histogram shift
著者名: 中山 雄也(日本工業大学),木許 雅則(日本工業大学)
著者名(英語): Yuya Nakayama|Masanori Kimoto
キーワード: 電子透かし|改ざん検出|ヒストグラム移動ヒストグラム移動|digital watermark|tamper detection|histogram shift
要約(日本語): 音声電子透かしは,人間が知覚できないよう,音声データに情報ハイディングを行う技術である.裁判などの証拠物として音声データがしばしば用いられる.しかし,音声データはソフトウェアによる編集が容易であり,その信憑性を高めるためにサウンドスペクトログラム解析による音声鑑定が行われる.しかし近年では人工知能や機械学習の発達により,その編集品質は著しく向上しており,容易に編集の有無を見分けることは困難である.従って,音声データの証拠的価値の低下が不安視されている.本報告では,元データとの比較や,スペクトログラム解析を必要とせずに音声データの改ざんを検出し,その箇所を特定する手法を提案する.データを時間軸でブロック分割し,そのブロックごとの振幅ヒストグラムへフラグの埋め込みを行うことで,改ざんされたデータをフラグの有無で識別することが可能となる.いくつかの数値実験により,本手法の有効性を示す.
PDFファイルサイズ: 165 Kバイト
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