血液回路内血流の局所流速ベクトル算出による赤血球凝集度推定の最尤化
血液回路内血流の局所流速ベクトル算出による赤血球凝集度推定の最尤化
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC3-5
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): Maximum Likelihood Estimation of Red Blood Cell Aggregation Degree Based on Calculation of Local Flow Vector in Blood Circuit
著者名: 鈴木 涼太(首都大学東京),佐藤 隆幸(首都大学東京),須永 涼(首都大学東京)
著者名(英語): Ryota Suzuki|Takayuki Sato|Ryo Sunaga
キーワード: 赤血球凝集体|画像相関|粘度推定|体外循環|red blood cell aggregation|image correlation|viscosity estimation|extracorporeal circulation
要約(日本語): 血液粘度は関心の高い健康指標のひとつであり、様々な循環器系疾患との関連が報告されている。血液粘度の上昇は複数の要因に起因するが、中でも赤血球の凝集との関連が強い。また人工心肺や人工透析などの血液の体外循環時において血液粘度をリアルタイムに把握することは医学的ニーズが高い。そのため本研究では、体外循環の血流回路越しに赤血球を光学的に観察し、流れの時間差画像の間で相互相関処理を行うことによって赤血球凝集度を推定する手法を提案した。先行研究では、長方形型の相関領域を用いて相互相関処理を行った。しかし、血流回路管内を流れる血流には流速の分布が生じるため、より正確な血液粘度を推定するためには流速分布に則した相関領域を設計する必要がある。そこで、血流回路管内の局所流速ベクトルを算出することで相関領域を設計し、本提案手法の最尤化を試みた。
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