脳深部刺激によるラット歩行行動の傾向誘導
脳深部刺激によるラット歩行行動の傾向誘導
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC6-3
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): Study on Deep Brain Stimulation to Modify Locomotion Tendency of a Rat
著者名: 須藤 直紀(東京大学),深山 理(東京大学),満渕 邦彦(東京大学),阿部 裕輔(東京大学)
著者名(英語): Naoki Sudo|Osamu Fukayama|Kunihiko Mabuchi|Yusuke Abe
キーワード: 脳深部刺激|ラット|歩行|条件付け|deep brain stimulation|rat|locomotion|conditioning
要約(日本語): ラット等を用いる実験では、観測対象とする行動を学習させるために、オペラント条件付けが用いられることがある。行動に対する報酬として餌や水がよく用いられるが、報酬付与タイミングなどの実験条件の統制が容易ではなく、学習させられる行動の様式も限られる。本研究ではラット脳の報酬系に電極を留置し、特定の行動に対して電気刺激を与えることで報酬とした。留置位置として主に外側視床下部を用いた。平面フィールドの右半分、左半分、中央のいずれかのエリアを報酬付与領域とし、フィールド上においてラットを自由に行動させ、報酬付与領域内で歩行した場合に電気刺激を与える実験を行った。結果、いずれの報酬付与領域パターンでもそのエリアに頻繁にアプローチするようになる傾向を示す個体を確認した。電気刺激を報酬として適切に付与できれば、ラットが比較的自由に行動する環境においても特定の行動を学習させることができると考えられる。
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