活動依存性マンガン造影MRIのための脳内マンガン動態の検討
活動依存性マンガン造影MRIのための脳内マンガン動態の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC6-11
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): Time-series evaluation of the Mn2+ concentration in the brain for quantitative activation-induced manganese-enhanced MRI
著者名: 谷平 大樹(東北大学),菊田 里美(東北大学/学振・特別研究員/京都大学),本間 経康(東北大学),小山内 実(東北大学)
著者名(英語): Hiroki Tanihira|Satomi Kikuta|Noriyasu Homma|Makoto Osanai
キーワード: MRI|脳神経活動計測|MRI|measurement of neuronal activities
要約(日本語): AIM-MRIは神経活動計測手法の一つである。この手法は、MRI で定量化できる Mn2+が Ca2+と同様に活動依存的に細胞内に流入することを前提としているが、どのタイミングの神経活動を反映しているのか、Mn2+の細胞内外の濃度差が最も大きくなる、最適な撮影タイミングはいつなのかは明らかではない。そこで、灰白質、脳室におけるMn2+濃度の経時変化を計測した。 MnCl2の腹腔投与後1-3時間で脳室の Mn2+濃度は大きく上昇し、5時間でほぼ元の状態に戻っていた。灰白質では、MnCl2投与24-48時間後にMn2+濃度が最大になり、その後徐々に減少した。これらの結果から、AIM-MRIで計測できる神経活動はMnCl2投与1-5時間後のものを反映していると考えられ、最適な撮影タイミングはMn2+投与の24-48時間が最適ということが分かった。
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