培養神経回路網における自発性神経電気活動パターン数とクラスタリングの時間窓との関係性
培養神経回路網における自発性神経電気活動パターン数とクラスタリングの時間窓との関係性
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC6-18
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): The Relationship between the Number of Detected Spontaneous Electrical Activity Pattern and Window Size of the Time Window of Clustering Analysis
著者名: 岡田 卓巳(関西学院大学),箕嶋 渉(関西学院大学),工藤 卓(関西学院大学)
著者名(英語): Takumi Okada|Wataru Minoshima|Suguru N.Kudoh
キーワード: クラスタリング|自発性活動|海馬分散培養系|多電極アレイ|clustering|spontaneous activity|hippocampal dissociated culture|multielectrode array
要約(日本語): 脳の情報処理においては,神経回路網の複雑な電気活動パターンによって,外界の情報が表現されることが重要であると考えられている.そこで本研究では,脳の本質的な機能を保持した小規模モデルと考えられるラット海馬分散培養系と,底面に64個の微小平面電極を備えた多点電極培養皿(MED)を用い,自発性神経電気活動の空間パターンを解析した.クラスタリング手法によって,神経回路網の活動パターンを分類し,出現パターンの再現性と安定性を検証した.本系においては,ネットワーク全体の発火数がいくつかのクラスに分離できる可能性が示唆された.そこで,64電極分のスパイク数を合計したものを神経回路網が生成する出力とし,これに検出時間窓の時間幅を変えながらクラスタリングを適用した.その結果,約30-40msの時間窓で分類するクラス数が最大となり,このとき最も多くの情報を取り出せることが示唆された.
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