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耳鳴り症状を呈するラットの聴覚野における神経活動の位相同期

耳鳴り症状を呈するラットの聴覚野における神経活動の位相同期

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カテゴリ: 部門大会

論文No: TC6-23

グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集

発行日: 2017/09/06

タイトル(英語): Tinnitus-related Phase Synchrony in Rat Auditory Cortex

著者名: 和家 尚希(東京大学),白松(磯口) 知世(東京大学),高橋 宏知(東京大学)

著者名(英語): Naoki Wake|Tomoyo I.Shiramatsu|Hirokazu Takahashi

キーワード: 耳鳴|Residual Inhibition|聴覚野|神経活動|位相ラット|Tinnitus|Residual Inhibition|Auditory Cortex|Neural Activity|PhaseRat

要約(日本語): Residual Inhibition (RI) は、耳鳴を遮蔽する音刺激を聞き、一定時間後に止めると耳鳴が軽減する現象である。しかし、RIの神経メカニズムは明らかではない。一方で、耳鳴りの原因となる難聴モデル動物の聴覚野では、複数の周波数受容野間の神経活動の同期が高まることが知られている。そこで、RIの神経メカニズムとして、耳鳴遮蔽音の消失が聴覚野の神経活動を脱同期するという仮説を与えた。この仮説を検証するために、音響暴露による難聴・耳鳴モデルラットを用意し、複数の持続音を断続的に与えた際の神経活動を調べた。その結果、耳鳴周波数帯と難聴周波数帯をそれぞれ受容野とする領域間の神経活動の位相同期度は、他の受容野の組み合わせと比較して高い値を示した。さらに、耳鳴り遮蔽音の消失時にこの位相同期度は減少した。これら結果は、RIの神経メカニズムには聴覚野における神経活動の脱同期が関わる可能性を示唆する。

PDFファイルサイズ: 648 Kバイト

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