低容量化パルス形カオスニューロンモデルの出力電圧に対する検討
低容量化パルス形カオスニューロンモデルの出力電圧に対する検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC10-4
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): A Study on Output Voltage of a Pulse-Type Chaotic Neuron Model with Low Capacity
著者名: 佐々木 芳樹(日本大学),佐伯 勝敏(日本大学)
著者名(英語): Yoshiki Sasaki|Katsutoshi Saeki
キーワード: パルス形カオスニューロンモデル|Λ形負性抵抗素子|集積回路|低容量化|電圧振幅多安定回路|Pulse-type chaoric neuron model|Lambda shaped negative resistance device|Integrated circuit|Low capacity implementation|Voltage amplitudeMultistable circuit
要約(日本語): 近年,脳型情報処理システム構築のため,生体ニューロンが持つ優れた情報処理能力の工学的応用を目指した研究が行なわれている.生理学において,ニューロン単体に周期的な電気パルスを入力することでカオス応答が得られるという報告がある先に我々は, CMOSプロセスのみで集積回路化可能な低容量化パルス形カオスニューロンモデルを提案した.しかし,提案モデルにおいて,低容量化したことで,発振周波数が高くなり、出力電圧振幅が小さくなった.本稿では,ニューロンモデルの出力上昇時にバイアスキャパシタから電荷を強制的に引抜く動作に対して、制限を加えることでバイアス電圧を制御し,低容量を用いた場合でも電源電圧に対して十分な振幅を得られることを明らかにしている.また,バイアス電圧を制御した場合でも、カオス的な発火特性を得ることが可能であることを明らかにしている。
PDFファイルサイズ: 3,224 Kバイト
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