前頭前野における脳波を用いた耳鳴の検出
前頭前野における脳波を用いた耳鳴の検出
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC11-4
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): Tinnitus Detection Using Prefrontal Cortex Electroencephalogram
著者名: 松岡 将司(慶應義塾大学),満倉 靖恵(慶應義塾大学),浜田 望(慶應義塾大学),神崎 晶(慶應義塾大学)
著者名(英語): Masashi Matsuoka|Yasue Mitsukura|Nozomu Hamada|Sho Kanzaki
キーワード: 耳鳴|脳波|機械学習機械学習|Tinnitus|EEG|Machine learning
要約(日本語): 本稿では、前頭前野部位における脳波のみを用いた耳鳴検出システムの構築を目的とする。耳鳴は外部音源が存在しない環境において音が聞こえる状態を示す。臨床現場において耳鳴の状態(苦痛度,音の大きさ,高さ)を把握するためにアンケートや検査機器を使用するピッチマッチ法などが用いられている。しかしこれらの検査法は主観的なものであるため2時間程度要し、患者の負担となっている。このため簡易的かつ客観的に耳鳴の状態を把握する必要がある。現在耳鳴と脳の関連性が明らかとなっており、耳鳴の調査に脳活動計測が有効であると考えられる。そこで本稿では脳の前頭前野部位に着目し、簡易に計測できる脳波計を用いて客観的な耳鳴検出システムの構築を目指す。実験として健常者44名、耳鳴患者54名の脳波計測およびアンケート調査を行った。そして健常者と耳鳴患者における脳波の比較および耳鳴に対する苦痛度と脳波の関係性の調査を行った。
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