意欲的行動下のマウス腹外側線条体における神経活動の特徴抽出
意欲的行動下のマウス腹外側線条体における神経活動の特徴抽出
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC11-7
グループ名: 【C】平成29年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集
発行日: 2017/09/06
タイトル(英語): Feature Extraction of Ventrolateral Striatum Neural Activity in Motivated Mouse
著者名: 今井 信太郎(慶應義塾大学),満倉 靖恵(慶應義塾大学),浜田 望(慶應義塾大学),吉田 慶多朗(慶應義塾大学),木村 生(慶應義塾大学),高田 則雄(慶應義塾大学),田中 謙二(慶應義塾大学)
著者名(英語): Shintaro Imai|Yasue Mitsukura|Nozomu Hamada|Keitaro Yoshida|Iku Tsutsui|Kimura Norio|Takata Kenji|F. Tanaka
キーワード: 意欲|腹外側線条体|ファイバーフォトメトリー法|ドパミン受容体2型陽性中型有棘ニューロン|サンプルエントロピーカルシウムイオン濃度|motivation|ventrolateral striatum|fiber photometry|D2 medium spiny neurons|sample entropycalcium ion concentration
要約(日本語): 本研究の目的は、意欲的行動に着目しマウス脳内のカルシウムイオン(Ca2+)濃度を解析することで、意欲的行動下の腹外側線条体における神経活動の特徴を抽出することである。近年意欲低下に伴う引きこもりやニートに関する問題が多発している。このため、脳内で意欲低下時に起きている現象を知ることは重要である。本研究では、意欲低下のメカニズムを解明することは治療法の確立にも貢献するため、マウス脳内のCa2+濃度を計測し意欲低下に関する実験的検証を行った。マウスにレバー押し行動課題を課し、レバーを押すまでの時間を意欲の度合いの指標とすると同時に、ファイバーフォトメトリー法で特定の神経細胞集団におけるCa2+濃度をリアルタイムで計測することで、意欲的行動下のマウスの腹外側線条体における神経活動の特徴を抽出した。サンプルエントロピー解析を行った結果、意欲的行動下でより低いサンプルエントロピーの値の分布が確認された。
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