雑音スペクトル追跡付き改良型カルマンフィルタを用いた特徴音抽出のための雑音抑圧手法
雑音スペクトル追跡付き改良型カルマンフィルタを用いた特徴音抽出のための雑音抑圧手法
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS10-1
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): Noise suppression for extracting desired signal the modified Kalman filter with noise spectrum tracking
著者名: 大築 拓真(東京理科大学),田邉 造(諏訪東京理科大学),古川 利博(東京理科大学)
著者名(英語): Takuma Ohtsuki|Nari Tanabe|Toshihiro Furukawa
キーワード: 雑音抑圧|スペクトルサブトラクション|適応フィルタ|リアルタイム処理|Noise suppression|Spectral subtraction|Adaptive filter|Real time processing
要約(日本語): 特徴音検査は,検査対象を叩いた音を聞き分けることで,劣化診断を行う検査である。しかしながら,ビル壁等の検査では,流入する雑音によって特徴音がマスクされ,満足に検査を行うことが難しい。我々の以前の研究では,リアルタイム雑音抑圧処理と推定特徴音の可視化を行うアプリケーションを開発したが,雑音推定精度が悪く,得られた推定特徴音は低音質であった。そこで本論文は,従来手法の雑音抑圧アルゴリズムを改善することで,推定特徴音の音質を向上させる。提案手法は,スペクトル最小値追跡手法によって雑音推定を行い,推定雑音の分散値を算出,有色性駆動源カルマンフィルタを用いて特徴音と雑音が重畳した音声から特徴音を抽出している。提案手法の有効性は,スペクトログラム比較,MOS評価,および演算量比較によって明らかにしている。提案手法は従来手法に比べて特徴音抽出精度が向上し,従来手法同様リアルタイム処理が可能である。
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