ヒト唾液の粘度と電解質濃度の概日リズム
ヒト唾液の粘度と電解質濃度の概日リズム
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS12-4
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): Daily Fluctuations in Viscosity and Electrolytes in Human Saliva
著者名: 八谷 百合子(産業医科大学),光井 康浩(京都電子工業),羽田 るみ子(京都電子工業),坂本 憲児(九州工業大学),大野 宏毅(産業医科大学)
著者名(英語): Yuriko Hachiya|Yasuhiro Mitsui|Rumiko Hada|Kenji Sakamoto|Koki Ohno
キーワード: 唾液|粘性率|電解質濃度|日内変動|概日リズム温度変化
要約(日本語): ヒト唾液の粘度と電解質濃度が概日変動することを見出したので報告する。唾液は研究者3名から,起床直後,朝食後,昼食前,および昼食後に採取した。採取した唾液を遠心分離して上清を測定に用いた。唾液粘度はEMS-1000で測定した。起床直後に採取した唾液の粘度の値が最も小さく(1.2?1.4 mPa?s ),朝食後から昼食時にかけて大きくなる(1.6?3.6 mPa?s)共通の傾向が見られた。電解質濃度は,電気伝導率から,「等価NaCl濃度」として求めた。被験者2名は,起床直後に採取した唾液の電解質濃度が最も大きく(NaCl換算80?95 mM),昼食時にかけて低下(NaCl換算35?45 mM)する共通の傾向が見られた。残る1名は,変動パターンや変動幅が異なり,共通の傾向は見いだせなかった。年齢や生活習慣,体調などの違いが電解質濃度の日内変動の違いとなって表現されたと推定した。
PDFファイルサイズ: 506 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
