帰還レベル切換によるΔΣ型A/D変換回路の高精度化の検討
帰還レベル切換によるΔΣ型A/D変換回路の高精度化の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS13-4
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): A study of the high-accuracy Delta-Sigma ADC Switching Feedback Level
著者名: 藤田 隆佑(青山学院大学),稲垣 雄志(青山学院大学),松谷 康之(青山学院大学)
著者名(英語): Ryusuke Fujita|yuji Inagaki|Yasuyuki Matsuya
キーワード: ΔΣ型ADC|帰還量切替|入力ダイナミックレンジ入力ダイナミックレンジ|Delte-Sigma A/D Converter|switching feedback level|Input dynamic range
要約(日本語): 本検討では,ΔΣ型A/D変換回路の帰還量を切り替える機構を挿入することにより,入力ダイナミックレンジの拡大を行う手法を提案する。帰還量切替機構は,入力信号の大きさを検知する検知部分と,帰還量を切り替える切替部で構成されている。検知部分は,二つの比較器と論理素子によって構成されており,入力電圧の大きさをしきい値電圧と比較し切替部の制御信号を生成する。切替部では帰還量を半分とした帰還経路を2経路用意し,一方の経路にスイッチを挿入し,このスイッチを検知部分からの信号によってON/OFFを切り替えることで帰還量の切替を実現した。提案回路は上述の帰還量切替機構を4次フィードフォワード型ΔΣ型A/D変換回路に導入した回路である。提案回路に対し,回路シミュレーションソフトvirtuosoを用いて動作及びダイナミックレンジ特性を検証した結果,提案回路の入力ダイナミックレンジが従来回路と比較して5dB向上していたことを確認した。
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