マルチコアプロセッサを用いた組込みシステム向けLock-free相互排除方式の実現

カテゴリ: 部門大会

論文No: OS4-8

グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム

発行日: 2018/09/05

タイトル(英語): Implementation of Lock-free Mutual Exclusion Method for Embedded Systems using Multi-core Processor

著者名: 藤本 堅太(三菱電機),追立 真吾(三菱電機),薮田 優平(大阪電気通信大学),高橋 貴之(大阪電気通信大学),山崎 拓也(大阪電気通信大学),南角 茂樹(大阪電気通信大学),登尾 啓史(大阪電気通信大学)

著者名(英語): Kenta Fujimoto|Shingo Oidate|Yuhei Yabuta|Takayuki Takahashi|Takuya Yamasaki|Shigeki Nankaku|Hiroshi Noborio

キーワード: リアルタイムシステム|マルチコアプロセッサ|相互排除|CAS命令|不可分操作|real-time system|multi-core processor|mutual exclusion|compare-and-swap instruction|atomic operation

要約(日本語): 近年組込みシステムにおいても，性能および省エネルギー性の向上のため，マルチコアプロセッサ（以後マルチコア）の採用が増加している。組込みシステムにマルチコアを採用してタスクを並列に実行する場合，コア間でリアルタイム性を保持した相互排除を行うための仕組みが重要になる。本論文では，マルチコア向けにLock-free アルゴリズムを用いた相互排除方式について述べる。本方式は，スタベーションが発生せず，各コアが公平にロックを獲得することができ，最悪時間を決めることが可能といった特徴を持ち，リアルタイム設計が可能となる利点がある。本方式をマルチコアプロセッサ上で実現し，評価した結果，最悪実行時間を保証できていることを確認できた。

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