インダクタを挿入したCockroft-Walton回路の等価回路による周波数特性の理論解析

カテゴリ: 部門大会

論文No: PS1-1

グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム

発行日: 2018/09/05

タイトル(英語): A Theoretical Analysis of Frequency Characteristics by Equivalent Circuit of Cockcroft-Walton Circuit with an Inductor

著者名: 安田 匠(神戸市立工業高等専門学校),南 政孝(神戸市立工業高等専門学校),茂木 進一(神戸市立工業高等専門学校),道平 雅一(神戸市立工業高等専門学校)

著者名(英語): Takumi Yasuda|Masataka Minami|Shinichi Motegi|Masakazu Michihira

キーワード: Cockcroft-Walton回路|LC共振|等価回路|周波数特性|Cockcroft-Walton circuit|LC resonance|Equivalent circuit|Frequency characteristics

要約(日本語): Cockcroft-Walton(CW)回路は，多くの高昇圧比DC-DCコンバータの整流器として用いられている。しかし，CW回路はダイオードの接合容量によって昇圧比が理論値よりも減少することが知られている。著者らはこれまで，このダイオードの接合容量を共振コンデンサとして利用することで，従来回路と比較して高い昇圧比を得られるCW回路を提案している.　しかし，提案CW回路はLC共振を用いた整流器であるため，入力波形や動作周波数によって特性が大きく変化すると考えられる。そこで本報告では，提案CW回路を簡易な等価回路によって模擬し，入力電圧をフーリエ級数展開することで，入力波形に対する昇圧比の詳細な理論解析が可能であることを示す。そして，その結果が実験結果にほぼ一致することを明らかにする。

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