ヒトの接触温度感覚を模擬する「温感センサ」の開発
ヒトの接触温度感覚を模擬する「温感センサ」の開発
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS1-9
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): Development of a Thermal Sensor Imitating Human Tactile Temperature Sensation
著者名: 千葉 由理(前橋工科大学),江田 虹咲(前橋工科大学),王 鋒(前橋工科大学)
著者名(英語): Yuri Chiba|Kosaku Eda|Feng Wang
キーワード: 温感センサ|PVDFフィルム|焦電効果|ヒトの接触温度感覚|熱特性|thermal sensor|pvdf film|pyroelectric property|human tactile temperature sensation|thermal property
要約(日本語): 本論文では,ヒトの接触温度感覚を模擬した新しいタイプの温感センサを提案している。これまでに開発されている温度のみを評価する温度センサとは異なり,提案するセンサは,接触する物体の熱伝導率,熱容量などの熱特性,および物体の温度を評価することができる。 提案するセンサでは物体の温度情報を取得するため,センサの受感体として焦電効果を持つPVDF(ポリフッ化ビニリデン)フィルムを用いた。実験は,異なる熱特性の6種類の材料からなる物体を用いて行った。作製したセンサを物体に接触させ,得られたセンサ出力からパラメータを抽出し比較を行った。本論文では,物体のセンサ出力と温度の関係および熱特性の関係について検討した。得られた結果は,提案したセンサが人間の接触温度感覚を模擬できることを示唆している。
PDFファイルサイズ: 354 Kバイト
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