神経回路網の内部状態に依存する生体対話エージェント
神経回路網の内部状態に依存する生体対話エージェント
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC1-3
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): Interactive Agent Depends on the Internal State of the Living Neuronal Network
著者名: 梅林 立(関西学院大学),工藤 卓(関西学院大学)
著者名(英語): Ryu Umebayashi|Suguru N.Kudoh
キーワード: 対話エージェント|感情極性|誘発性神経電気活動|ラット海馬分散培養系|多電極アレイ|dialogue system|extracting semantic orientations of words|evoked activity|rat hippocampal dissociated culture|multi-electrode array
要約(日本語): 本研究は,従来のプログラムベースなエージェントでなく,生体の神経回路網に依存して応答を選択する生物的なエージェントを作成することを目的とする。多点電極培養皿上で分散培養したラット海馬の神経回路網において,快・不快のラベルに対応する2つの電極を予め設定し,それらを刺激した際の活動パターンからテンプレートを作成した。音声入力した文章の感情極性を判定し,これに応じて快または不快に対応する電極を刺激し,得られた応答パターンとテンプレートの活動パターンとの類似度を計算した。それぞれのテンプレートに対する類似度から内部状態の偏りを算出し,エージェント自身の感情極性を設定した。エージェントは入力されたキーワードでTwitterを検索し,検索結果から感情極性が近くなるようキーワード群を選んで出力する。未だプリミティブなものではあるが,生体神経回路網により出力が調整される対話エージェントを実現した。
PDFファイルサイズ: 564 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
