磁気アルキメデス効果を用いた非標識細胞移動コントロール技術の開発
磁気アルキメデス効果を用いた非標識細胞移動コントロール技術の開発
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC1-5
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): A Method to control non-labeled cell migration using magneto-Archimedes effect
著者名: 宮田 啓夢(東京工業大学),榛葉 健太(東京大学),宮本 義孝(東京工業大学),八木 透(東京工業大学)
著者名(英語): Hiromu Miyata|Kenta Shimba|Yoshitaka Miyamoto|Tohru Yagi
キーワード: 磁気アルキメデス効果|細胞パターニング|大脳皮質大脳皮質|magneto-Archimedes effect|cell paterning|cerebral cortex
要約(日本語): 大脳皮質のモデル化と形成メカニズムの理解は疾患の原因解明や創薬に貢献できる。大脳皮質モデルの形成には細胞を2方向へ移動制御する必要があるが,従来手法では1方向にしか制御できなかった。そこで本研究では磁気アルキメデス効果を用いて細胞を2方向に移動制御する手法の開発を目指す。磁気アルキメデス効果とは,磁気勾配を有する磁場において,常磁性体の液体中の弱い反磁性体には磁場に対し反発力が働くという現象である。実験では,まず細胞モデルとして蛍光粒子を使用し,Gd-DTPA水溶液中において永久磁石で磁力を20分間印加した。粒子は磁石端面から2 mm程度離れた位置に移動した。続いてGd-DTPAを含む培養液中の神経細胞に磁力を印加し誘導を試みたところ,動きの見られた8個の細胞の中で2個が磁力の印加方向に移動した。
PDFファイルサイズ: 708 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
