ラット神経計測のための脳深部刺激による歩行行動の調整
ラット神経計測のための脳深部刺激による歩行行動の調整
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC1-25
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): Modifying of Walking Behavior of a Rat by Deep Brain Stimulation for Neural Recordings
著者名: 須藤 直紀(東京大学),深山 理(東京大学),満渕 邦彦(東京大学),磯山 隆(東京大学)
著者名(英語): Naoki Sudo|Osamu Fukayama|Kunihiko Mabuchi|Takashi Isoyama
キーワード: 脳深部刺激|ラット|外側視床下部|運動|Deep Brain Stimulation|Rat|Lateral Hypothalamus|Locomotion
要約(日本語): ラットが特定の行動をしている際の運動皮質などの脳活動を計測する神経計測実験において,その行動を学習させる訓練期間の省略により実験効率を向上させることを意図し,皮質計測と併用可能な脳深部電気刺激によってラットの行動傾向を変化させるシステムを構築した。5匹のラットに対して報酬系領域の一つである外側視床下部に刺激用電極を留置し,頭部に位置検出用LEDを設置した。平面フィールド上に予め定めた「目標点」を向き,かつ「刺激エリア」(目標点を中心とする円形領域)内にラットが居る場合に刺激を与えた。刺激エリアへの侵入頻度が明確に増加し目標点付近に滞在するようになったラット2匹について,実験中に目標点を不規則に変化させていったところ,目標点を追従するように滞在地点が変化する様子が観察された。神経計測実験中にラットの歩行パターンを調整する,事前訓練の必要ない手法として利用できるものと考えられる。
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