金魚の視蓋における点滅刺激による光の点灯時と消灯時の発火頻度についての検討
金魚の視蓋における点滅刺激による光の点灯時と消灯時の発火頻度についての検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC1-29
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): Study on firing rate under light-on condition and light-off condition in optic tectum of goldfish
著者名: 鈴木 柚子(名古屋工業大学),船瀬 新王(名古屋工業大学/国立長寿医療研究センター),内匠 逸(名古屋工業大学),三木 俊太郎(中部大学),平田 豊(中部大学)
著者名(英語): Yuko Suzuki|Arao Funase|Ichi Takumi|Shuntaro Miki|Yutaka Hirata
キーワード: 金魚|視蓋|SSVEPSSVEP|goldfish|optic tectum|SSVEP
要約(日本語): 我々はヒトの目の解像度とSSVEPの関係を解明することを目指している。しかし,ヒトの目の解像度を非侵襲計測にて明確にすることは難しい。そこで本研究では金魚に着目し,金魚の目の解像度とSSVEPの性質を明らかにすることを目指す。従来研究において金魚で観測されるSSVEPの性質が判っていない。そこで本稿では,金魚に光の点滅刺激を呈示した際の光の点灯時と消灯時における視蓋の発火頻度に着目する。本実験においては,水槽に金魚を固定しガラス電極を用いて細胞外記録を行う。白色LEDを1Hz,15Hzで点滅させ,60秒間刺激を呈示する。その結果,光の明暗に過渡的に反応する神経細胞において,1Hz,15Hz共に光の点灯区間と消灯区間の発火頻度について有意差を確認した。発火頻度のヒストグラムに着目すると,光の点灯の瞬間に先鋭な峰を持ち,光の消灯の瞬間には裾野が広い峰を持つことを明らかにした。
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