視覚障害者のための屋内誘導システムの開発 - ピクトグラム位置に基づく誘導手法の提案 -
視覚障害者のための屋内誘導システムの開発 - ピクトグラム位置に基づく誘導手法の提案 -
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC3-6
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): Development of an Indoor Guidance System for the Visually Impaired - Proposal of Guidance Method based on Pictogram Positions -
著者名: 矢部 俊之(東京電機大学),淵田 正隆(東京電機大学),森田 慎一郎(東京電機大学),井上 淳(東京電機大学),中村 明生(東京電機大学)
著者名(英語): Toshiyuki Yabe|Masataka Fuchida|Shinitiro Morita|Jun Inoue|Akio Nakamura
キーワード: 画像処理|ピクトグラム|ナビゲーションナビゲーション|Image processing|Pictogram|Navigation
要約(日本語): 視覚障害者の歩行支援システムを構築する基礎段階として,屋内ピクトグラムを用いた誘導システムを開発している。オフィスビルのような,周りからの情報が少なく建物の構造が似ている建物内部での活用を想定している。このシステムでは使用者の歩行を阻害しないことを目的とし,使用者の胸の位置に小型のカメラを取り付けて運用する。手法としては,動画を入力とし,探索範囲を絞り込み,ピクトグラム候補領域を探索する。その後,候補領域とテンプレート画像で類似度を計算し,ピクトグラムを識別する。このデータを用い,予め用意したマップと一致したテンプレートの座標から自己位置を推定し,進路を音声で提示するものである。識別評価実験の結果,識別率は0.818,精度と再現率の調和平均であるF値が0.899となった。この数値は,十分に実用に耐えうる結果である。今後,実利用に向けた処理速度の向上および,さまざまな環境への適応拡大を目指す。
PDFファイルサイズ: 605 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
