実用性を考慮した選択式脳低温療法のための温度管理手法
実用性を考慮した選択式脳低温療法のための温度管理手法
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC4-1
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): Temperature management methods of selective brain hypothermia in clinical use
著者名: 本間 達(東京医科歯科大学),若松 秀俊(東京医科歯科大学),? 錦華(東京工科大学)
著者名(英語): Satoru Honma|Hidetoshi Wakamatsu|Jinhua She
キーワード: 選択式脳低温療法|脳温管理|Fuzzy適応制御|数理シミュレーション|brain hypothermia|brain temperature management|Fuzzy adaptive control|Mathematical simulation
要約(日本語): 臨床での実用化を目指して研究が進められている選択式脳低温療法で,熱伝導特性が既知であり患者病態が安定な場合に,設定脳温度付近で単純冷却から自動制御に切り替えると精密な温度管理が実現可能であることが示されている。特に医療の経験を反映したFuzzy制御では,臨床で理想とされる±0.1℃以内の温度管理を実現できることが示唆されている。一方,患者病態が安定しない場合にも,ゲインを適応的に調整するFuzzy適応制御則が提案されており,一定程度の温度管理の可能性が示されてきた。本研究では,患者に関する一切の予見データがなく,突発的な患者の病態変動や薬剤投与など外乱の影響下においても,実用上十分な温度管理を実現するための手法について検討する。このために,病態を疑似的に表現可能な病態脳数理モデルを新たに提案し,数理シミュレーションによりFuzzy適応制御を含めた複数の制御則の温度管理性能について検討する。
PDFファイルサイズ: 390 Kバイト
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