超音波ピーク周波数による赤血球凝集度推定における流速の影響調査
超音波ピーク周波数による赤血球凝集度推定における流速の影響調査
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC4-4
グループ名: 【C】平成30年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2018/09/05
タイトル(英語): Influence Investigation of Flow Velocity on Estimation of Red Blood Cell Aggregation by Ultrasonic Peak Frequency
著者名: 渡部 泰明(首都大学東京),佐藤 隆幸(首都大学東京),赤松 佑一朗(首都大学東京)
著者名(英語): Yasuaki Watanabe|Takayuki Sato|Yuichiro Akamatsu
キーワード: 血液粘度|超音波|赤血球凝集|血液回路|Blood Viscosity|Ultrasonic|Red Blood Cell Aggregation|Blood Circuit
要約(日本語): 血液粘度は健康指標の1つとして使用されているが,従来の測定方法では採血が必要であるため,非侵襲な測定方法が求められている。また,血液粘度と赤血球凝集度は強く関連しており,赤血球の凝集状況から血液の状態を知ることができる。これまでの研究により,超音波を静止血液中に照射し得られる反射波のピーク周波数は赤血球の平均凝集径の増大により低下するため,ピーク周波数を血液の指標として用いることが可能という結果が得られている。また,人工透析などの体外循環装置が必要な疾患は特に血液粘度の測定ニーズが高い。今回の研究では超音波による測定システムを体外循環装置に応用する際の流速の影響について調査した。今回の実験では生体を介さず,機器のみで構成した血液回路を使用した。模擬血液としてそれぞれ直径の異なるアクリルビーズ懸濁液を作製し測定を行った結果,人工透析と同程度の流速では大きな影響がないことが示された。
PDFファイルサイズ: 558 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
