正実性定理を用いた安定なスプライン再帰適応フィルタ

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: CT19034

グループ名: 【C】電子・情報・システム部門 制御研究会

発行日: 2019/01/06

タイトル(英語): A stable spline recursive adaptive filter using positive realness

著者名: 三輪 祐介(長岡技術科学大学),杉田 泰則(長岡技術科学大学)

著者名(英語): Yusuke Miwa(Nagaoka University of Technology),Yasunori Sugita(Nagaoka University of Technology)

キーワード: スプライン適応フィルタ|正実性|安定性|spline adaptive filter|positive realness|stability

要約(日本語): 非線形適応フィルタは、非線形システムの推定や非線形ノイズの低減などに幅広く用いられている。本稿では、スプライン再帰適応フィルタに対し、正実性定理(Positive Realness)を用いて安定な非線形適応フィルタを提案する。提案法はフィルタの最大極半径を予め指定した円内に抑えることができるため、フィルタ出力が発散することなく安定した動作を実現できる。非線形システムの同定シミュレーションを通じて、提案法の有効性を示す。

要約(英語): This paper presents a stable spline recursive adaptive filter. In the proposed method, a positive realness is used to guarantee the stability of the filter and it is possible to prespecify the maximum pole radius of the filters. The effectiveness of the proposed method is conformed through a simulation.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 798 Kバイト