離散時間予測型PI制御器の未知むだ時間系への適用
離散時間予測型PI制御器の未知むだ時間系への適用
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS11-4
グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2019/08/28
タイトル(英語): Design of Discrete-Time Predictive PI Controllers for Unknown Time Delay Systems
著者名: 芦田 洋一郎(松江工業高等専門学校),脇谷 伸(広島大学),片山 優(松江工業高等専門学校),山本 透(広島大学)
著者名(英語): Yoichiro Ashida|Shin Wakitani|Masaru Katayama|Toru Yamamoto
キーワード: むだ時間|スミス予測器|予測型PI制御予測型PI制御|Dead-Time|Smith Predictor|Predictive PI Controller
要約(日本語): 制御系設計において,むだ時間は安定性に強く影響を及ぼす要素の一つである。このため,大きなむだ時間をもつ制御対象では,制御器のゲインを大きくして素早い過渡応答を実現することが容易ではない。このような問題に対して,簡単な構造でありながらむだ時間を補償することが可能な予測型PI制御器が提案されている。しかし,予測型PI制御器は未来の出力を予測することによりむだ時間を補償しているから,むだ時間の値が既知でなければならない。これは実用上厳しい条件となることから,未知むだ時間系に対応する制御器設計が望まれる。予測型PI制御器の制御則は,スミス予測器に基づいて導出されている。ここで,導出元であるスミス予測器がむだ時間既知を条件としていることから,予測型PI制御器もむだ時間既知が条件となる。そこで,本発表では未知むだ時間に対応できるよう改善されたスミス予測器に基づいて,新たな予測型PI制御器を導出する。
PDFファイルサイズ: 330 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
