空間的な異方性を有する格子状高分子壁内における液晶配向解析
空間的な異方性を有する格子状高分子壁内における液晶配向解析
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS14-7
グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2019/08/28
タイトル(英語): Analysis of LC alignment in lattice-shaped polymer walls with spatial anisotropy
著者名: 磯前 慶友(東北大学),石鍋 隆宏(東北大学),柴田 陽生(東北大学),藤掛 英夫(東北大学)
著者名(英語): Yoshitomo Isomae|Takahiro Ishinabe|Yosei Shibata|Hideo Fujikake
キーワード: 液晶|ホログラフィ|空間光変調素子空間光変調素子|Liquid crystal|Holography|Spatial light modulator
要約(日本語): 広い視域角を有するホログラフィックディスプレイを実現するためには,画素ピッチが1μm以下の超高精細な空間光変調素子が必要である。1μmピッチの液晶画素を独立駆動するためには,誘電体シールド壁構造という画素と画素を空間的に誘電体壁で区切る構造が必要であるが,格子状の誘電体壁内では液晶は壁の界面の影響を受けることや,壁の底部や側面に配向膜を形成することが困難であるという理由から,均一な液晶配向を実現することは困難であった。そこで本研究では,格子壁構造に空間的な異方性を与えることによって,壁構造内での均一な液晶配向に成功した。実験結果を詳細に解析した結果,空間的な異方性が,基板界面だけでなく,バルク層の液晶の方位軸を決定づけるため,均一な液晶配向が実現したことが示唆された。
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