スピンロック機能を備えたタスクによるマルチコアプロセッサシミュレータの提案
スピンロック機能を備えたタスクによるマルチコアプロセッサシミュレータの提案
カテゴリ: 部門大会
論文No: OS3-4
グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2019/08/28
タイトル(英語): Proposal of Multi-Core Processor Simulator by Task with Spin Lock Function
著者名: 山﨑 拓也(大阪電気通信大学),高橋 貴之(大阪電気通信大学),藪田 優平(大阪電気通信大学),藤本 堅太(三菱電機),南角 茂樹(大阪電気通信大学)
著者名(英語): Takuya Yamasaki|Atsuyuki Takahashi|Yuhei Yabuta|Kenta Fujimoto|Shigeki Nankaku
キーワード: スピンロック|マルチコアプロセッサ|シミュレータ|タスク|Spin lock|Multicore processor|Simulator|Task
要約(日本語): 近年の組込みシステムは機器制御だけでなく,機器同士を通信し,それらの機器の情報を取得することにより新たな価値を生み出すIoT技術の発展に伴い様々なデータ処理が増加している。それに伴い,シングルコアではなく,マルチコアプロセッサ(以後マルチコア)の使用が増加している。しかしながら,企業においてはマルチコア対応のCPUボードやハードウェアシミュレータおよび開発環境を用意できるが,大学等教育機関においてはそれらが十分でない場合が多い。そこで,従来から存在するシングルコアのRTOS上のタスクを利用してマルチコアシミュレータを実現する方式を提案している。提案方式は開発やデバッグ環境等がそのまま使用できるため,CPUボードや開発デバッグ環境などの資産が利用可能である。提案方式は細かい時間粒度での検証は難しいが,論理的な検証には使用できるため,特に研究開発の初期段階には有効であると期待できる。
PDFファイルサイズ: 673 Kバイト
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