脳磁場逆問題解法による聴覚刺激に対する活動領域推定
脳磁場逆問題解法による聴覚刺激に対する活動領域推定
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS1-9
グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2019/08/28
タイトル(英語): Estimation of the Activated Domains of Auditory Stimuli by Solving Inverse Problem of Magnetoencephalography
著者名: 森 史奈(東京大学),椛島 健太(東京大学),杉野 正和(東京大学),神保 泰彦(東京大学),奈良 高明(東京大学),小谷 潔(東京大学)
著者名(英語): Fumina Mori|Kenta Kabashima|Masato Sugino|Yasuhiko Jimbo|Takaaki Nara|Kiyoshi Kotani
キーワード: 脳磁図|逆問題|聴覚刺激聴覚刺激|Magnetoencephalography|Inverse problem|Auditory stimuli
要約(日本語): 本研究では,大脳皮質全体の脳磁場から活動領域をミリ秒単位で推定する手法を提案し,聴覚刺激に対する活動領域を推定した。400Hzと4000Hzの純音が異なる頻度でランダムに1秒間隔で提示され,低頻度で提示される音に反応してボタンを押す課題を行い,その時の脳活動を脳磁図により計測した。大脳皮質全体の活動を高密度に得るため,計測には頭部周辺に160個のチャネルを持つ脳磁計を用いた。左右の大脳半球をそれぞれ球面に写像することで,大脳皮質全体から境界が明確な領域として脳磁場の電流源を推定するための逆問題解法に基づき,提示された周波数ごとに加算平均したデータを用い,聴覚刺激応答(N100m)のピーク時前後における活動領域を推定した。推定の結果,脳磁図から電流源を評価するための既存の手法(双極子推定)では得られなかった空間的な広がりを推定し,ミリ秒単位での活動領域の変化を捉えた。
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