1型糖尿病患者における暁現象とソモジー効果のモデルの改良
1型糖尿病患者における暁現象とソモジー効果のモデルの改良
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS1-10
グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2019/08/28
タイトル(英語): Improvement of Mathematical Model of Dawn Phenomenon and Somogyi Effect in Type 1 Diabetes
著者名: 石川 寿綺(京都大学),古谷 栄光(兵庫県立大学)
著者名(英語): Toshiki Ishikawa|Eiko Furutani
キーワード: 糖代謝モデル|1型糖尿病|暁現象|ソモジー効果|Glucoses-insulin metabolism|Type 1 diabetes|Dawn phenomenon|Somogyi effect
要約(日本語): 1型糖尿病は血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌できない病気である。1型糖尿病患者には暁現象とソモジー効果という夜間から早朝にかけて血糖値が上昇する現象が知られている。これらの現象は回避することが望ましいが,詳しい機序がわかっていない上に,夜間は低血糖を自覚できず危険を伴うため,これらの現象を考慮に入れた血糖値制御は積極的に行われていない。そこで我々は暁現象とソモジー効果に対する血糖値制御を目的として,現在考えられている機序に基づき,1型糖尿病患者の糖代謝モデルに成長ホルモンや概日リズム,アドレナリンの影響を導入することでこれらの現象のモデルを構成してきた。しかし,従来のモデルは睡眠の影響を概日リズムの影響として表しており,必ずしも血糖値変化を適切に表せるものではなかった。そこで本研究では,睡眠の影響をより適切に表す方法について検討を行い,暁現象とソモジー効果のモデルの改良を行う。
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