脂質二重膜で被覆されたハイドロゲルボールを利用した細胞用電極作製に関する研究
脂質二重膜で被覆されたハイドロゲルボールを利用した細胞用電極作製に関する研究
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS2-9
グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2019/08/28
タイトル(英語): A Study on Preparation of Cellular Electrode Using Hydrogel Ball Coated by Lipid Bilayer Membrane
著者名: 川野 鉄平(東京工業大学),彭 祖癸(東京工業大学),榛葉 健太(東京大学),宮本 義孝(東京工業大学),八木 透(東京工業大学)
著者名(英語): Teppei Kawano|Zugui Peng|Kenta Shimba|Yoshitaka Miyamoto|Tohru Yagi
キーワード: ハイドロゲルボール|脂質二重膜|アルギン酸ナトリウムアルギン酸ナトリウム|Hydrogel Ball|Lipid Bilayer Membrane|Sodium Alginate
要約(日本語): 生体と機械との間の情報入出力を実現するインタフェースにおいて,神経信号を計測および刺激するための電極技術がボトルネックの1つとして考えられている。例えば刺激電極では,電荷注入限界(charge injection limits)以上の電流値を流すと,絶縁破壊や加熱などの問題が生じる可能性がある。この問題を解決する手法として,管状膜タンパク質を利用した新たな電極(proteoelectrode)が提案されている。本研究では脂質二重膜中に封入されたハイドロゲルコアからなる球状のリポビーズを電極の先端に接着し,リポビーズの脂質二重膜部分に管状膜タンパク質を導入した電極の開発を目指す。実験では,電極の先端につけるゲルとしてアルギン酸ゲルを使用する。アルギン酸はCa2+が添加されるとゲル化する性質を持つ。電気化学反応を利用することで局所的にCa2+を生成し,電極先端部へのゲル形成を試みる。
PDFファイルサイズ: 402 Kバイト
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