化学研磨エッチング処理を施した無機/有機太陽電池の性能評価に関する研究

カテゴリ: 部門大会

論文No: PS6-4

グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム

発行日: 2019/08/28

タイトル(英語): Study on photovoltaic performance of inorganic/organic solar cells using chemical polishing etching treatment

著者名: 内藤 竜也(東京電機大学),佐藤 慶介(東京電機大学)

著者名(英語): Naito Ryuya|Sato Keisuke

要約(日本語): 近年，再生可能なエネルギーとして太陽電池が注目されており，その一種である無機/有機太陽電池の開発が行われている。この太陽電池では，性能向上の為Si基板表面に微小な凹凸(テクスチャー構造)を設けることでSi基板表面の光反射率を低下させ，より多くの光をSi層内に取り込む工夫がなされている。そのテクスチャー構造上に有機ポリマーを塗布する際に，ポリマーの粘性が強い為，構造の凹部分に密着させることが困難となり，結果としてエネルギー変換効率低下の原因となっている。そこで本研究では，その対策の一つとして，テクスチャー構造の一種であるピラミッド構造に対し化学研磨エッチング処理を施した。この処理は，凸の高さを均一に揃える効果と凸間への平坦領域形成により光反射率の低減を保ちつつ，ポリマーの密着性を向上させる効果がある。本稿では，無機/有機太陽電池の作製時における処理条件とエネルギー変換効率との相関性を検討した。

PDFファイルサイズ: 357 Kバイト