生体磁気刺激における深部刺激のためのコイル配置の検討
生体磁気刺激における深部刺激のためのコイル配置の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC1-15
グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2019/08/28
タイトル(英語): Coil Disposition for Deep Stimulation in Bio-Magnetic Stimulation
著者名: 今村 一磨(鹿児島工業高等専門学校),玉利 陽三(鹿児島工業高等専門学校),鎌田 清孝(鹿児島工業高等専門学校),湯ノ口 万友(鹿児島大学)
著者名(英語): Kazuma Imamura|Yozo Tamari|Kiyotaka Kamata|Kazutomo Yunokuchi
キーワード: 磁気刺激|深部刺激|コイルコイル|Magnetic Stimulation|Deep Stimulation|Magnetic Coil
要約(日本語): 近年,神経症状や精神医学的症状に有効な治療法として従来の投薬より副作用や依存性が少なく電気痙攣療法より不快感が少ない生体磁気刺激の一環である経頭蓋磁気刺激(TMS)が注目を集めている。TMSは生体上に専用コイルを設置し短時間に大きな電流を流すことで生体内に電界を誘導し,脳内組織の興奮性を変化させる治療法である。しかし現在TMSに用いられているダブルコイルから発生する磁束密度はコイルからの距離に対し一様に分布する為,特定の部位のみを刺激することは困難である。先行研究によりeyeコイル等のモデルが提案されたが生体深部の任意部分を刺激できる程の電界を誘導できていない。本研究では先行研究により提案されたコイルを2つ用いて,刺激目標に対し挟み込むように配置しシミュレーションを行った結果,ダブルコイルでは深さ20[mm]で目標上に電界を誘導できないのに対し深さ50[mm]において目標上に電界を誘導できた。その結果を報告する。
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