微小電極アレイを用いた軸索伝導計測による神経細胞の機能評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC4-3

グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム

発行日: 2019/08/28

タイトル(英語): Functional Evaluation of Cultured Neurons by MEA-based Axon Conduction Recording

著者名: 榛葉 健太(東京大学),朝比奈 昂洋(東京大学),酒井 洸児(東京大学),小谷 潔(東京大学),神保 泰彦(東京大学)

著者名(英語): Kenta Shimba|Takahiro Asahina|Koji Sakai|Kiyoshi Kotani|Yasuhiko Jimbo

要約(日本語): iPS細胞由来のヒト神経細胞は再生医療や基礎研究において注目されるが，培養環境における機能的な成熟が課題とされる。成熟度を数値化するために，遺伝子・タンパク質発現や電気生理学的な評価が行われる。中でもMEA法は，侵襲性が低く長期的な評価に適することから有効であると考えられている。しかし，得られる情報が主に活動時刻のみであり，タンパク質発現を反映した情報を得ることが困難である。本研究では，軸索に対する刺激・計測から細胞の機能的な成熟度を評価することを目指す。目的達成に向け，ナトリウムイオンチャネルのサブタイプ選択的な阻害剤を添加する方法，および高密度に電極を配置したデバイスを用いてシグナルを高精度に計測する方法の両方について比較検討を行った。

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