分子配向薄膜を用いたフレキシブル有機静電誘導トランジスタ
分子配向薄膜を用いたフレキシブル有機静電誘導トランジスタ
カテゴリ: 部門大会
論文No: TC5-4
グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム
発行日: 2019/08/28
タイトル(英語): Flexible organic static induction transistor using molecularly oriented thin film
著者名: 渡邊 康之(公立諏訪東京理科大学),小林 心(公立諏訪東京理科大学),工藤 一浩(千葉大学)
著者名(英語): Yasuyuki Watanabe|Shin Kobayashi|Kazuhiro Kudo
キーワード: 有機トランジスタ|有機静電誘導トランジスタ|高移動度|バンド分散|Organic transistor|Organic Static induction transistor|high carrier mobility|band dispersion
要約(日本語): 有機トランジスタにおいて,遮断周波数を向上させるためには,デバイス構造の短チャネル化と有機半導体材料の高移動度化に焦点を当てた研究を推進していくことが不可欠である。我々の過去の研究では,有機トランジスタに縦型トランジスタ構造である静電誘導トランジスタ構造を適用し,チャネル長を有機半導体層の膜厚程度に短くすることで,有機トランジスタの動作電圧を低減できることを示してきた。しかしながら,縦型有機トランジスタは,有機半導体の持つ個性を引き出さなくても,それなりの性能が得られたために,有機半導体の持つ本質的な伝導機構などについては考慮されないままデバイス構造に依存した実験が先行して行われてきた。本研究では,エネルギーバンド構造を形成する有機半導体材料を分子配向制御することで移動度を向上させ,縦型トランジスタ構造による短チャネル化を行い駆動電圧の低減化を実現し,トランジスタの周波数特性を向上させた。
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