シリコン神経ネットワーク回路の実装技術

カテゴリ: 部門大会

論文No: TC14-3

グループ名: 【C】2019年電気学会電子・情報・システム部門大会プログラム

発行日: 2019/08/28

タイトル(英語): Implementation technologies for silicon neuronal networks

著者名: 河野 崇(東京大学)

著者名(英語): Takashi KOHNO()

キーワード: シリコン神経ネットワーク|ニューロモルフィックシステム|神経模倣システム神経模倣システム|Silicon Neuronal Networks|Neuromorphic Systems|Neuromimetic Systems

要約(日本語): シリコン神経ネットワークは，脳神経系の電気生理学的活動をリアルタイムあるいはそれ以上の速度で模倣する電子回路であり，人工ニューラルネットワークに比べ，神経系により近い原理で動作する知的情報処理システムの基盤技術を目指して研究が進められている。超低消費電力CMOSアナログ回路技術による実装技術が，脳神経系に匹敵する高エネルギー効率をも実現可能とするシリコン神経ネットワーク実装技術の本命であるが，昆虫の脳には約10万程度，ヒトの大脳皮質には約160億程度の神経細胞が存在すると言われているが，多種多様な神経細胞に対応する回路を大量に集積する必要があり，大きな技術的ハードルが山積している。これに対して，現在開発されているアナログシリコン神経ネットワーク回路技術と，今後開発が必要な技術について概説する。

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